こんにちは。まごころ営業コンサルタントの橋本勝彦です。
毎日忙しくしていると、自分の本来の仕事をしている目的を
忘れてしまう事ってありませんか?
自分はこんなことをやりたくてこの会社に入ったとか
こんなことをしたくて起業した、という思いはないでしょうか?
会社員ですと、自分のやりたいことだけをするわけではありませんから、ちょっと思っていたことと違うなぁと感じたりすることも
あると思います。
会社によってご事情が違うと思いますが、いろいろな事を覚えながら
やりたいことに向かって行けているかどうか?確認していくといいいでしょう。
経営者の方でしたら、やりたいことをすることができますが、
毎年、毎月、の数字を作っていかないといけませんから、
時として、自分が創業した時の思いを見失ってしまって
いないでしょうか?
僕の尊敬する、ある社長のお話をご紹介させていただきます。
本などに書いてあるお話ではありません。
その会社は全国に店舗を展開する女の子向けの
アパレルチェーン店様です。
お客様目線の商品づくりと徹底した社員教育の成果もあり
とてもファンの多いお店作りをしています。
そのお店がある地区に新規出店をすることになりました。
その地域では初の出店ということもあり、期待も大きかったんですね。
店長をはじめ数人のスタッフは他の店舗で経験のある人が
選ばれてそのお店の担当になりますが、多くのスタッフは現地採用です。
他の既存店舗の成績が良かったこともあり、新店の店長は
失敗はできない、と相当なプレッシャーだったと思います。
そのプレッシャーがスタッフに伝わり、開店前の準備は
とても緊張感のある雰囲気だったそうです。
実はその店舗が入るショッピングセンターは視察に行った時から
あまりお客様が入っていなかったため、目標数字は少し低めに
設定をしていました。
新しい地域に出店をしてまずはその地域での知名度を上げていく、という戦略もありますから、大きな売り上げは期待されていませんでした。
ただ店長は当然ですが責任感をもって新規の開店を成功させたいと
思っていますので、スタッフとともに最善を尽くして準備をしていました。
開店の前日、商品の陳列が終わり、手伝いに来ていた本社の部長からの励ましの言葉などを聞いて、決起集会で食事会をしたそうです。
その場に後から参加した社長はこんなことを言っていました。
「あんなにみんな緊張していたら、きっとオープンは失敗するなと思ったよ。プレッシャーでガチガチってすぐにわかった」
そこで、その社長は全員に向けてスピーチをしました。
「みんな、今日まで、新しい場所での、そして毎日遅くまで開店準備、ありがとう。やっと明日オープンできるね。
そこで一つみんなにお願いがあるだけど、
明日は、オープンだからたくさんのお客様が来てくれるかもしれないけど、商品は一切売らないで欲しい。」
それまで、明日からのプレッシャーの為、口数の少なかった
スタッフもきょとんとしています。
「僕がこのお店を作ったのは、お客様に沢山の笑顔をお届けしたいから。だから、明日はお客様にみんなの最高の笑顔を届けてくれれば
それでいいから。よろしく頼むね!」
それを聞いた店長を始めスタッフの方々は数字というプレッシャーから
解放され、涙を流す人もいたそうです。
翌日、その社長は開店時間を少し過ぎてから、そのショッピングセンターに行ったそうです。
お店は一番奥の方にありましたので、入り口から歩いていきますが、
ショッピングセンターにほとんど人が歩いていない(笑)
そもそも来店が少ない施設で売上も厳しいかも、という予感が
的中したと思ったそうです。
ただ、お店が近づくにつれてなんとなく人が増えてきた感じがしていて
最後の角を曲がってお店が見えたら、
そこにはお店に入るお客様の行列ができていたそうです。
そしてたくさんのお客様の笑顔、スタッフの方の笑顔😊
僕たちが何よりも忘れてはいけないのは、
何のために仕事をしているのか?という目的です。
この機会に思い出してみましょう。
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有限会社種屋 代表取締役 橋本勝彦
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